葛西臨海公園 自生野生ラン調査
えどがわエコセンターでは企画提案事業として、葛西臨海公園でランの生育状況の時期に合わせて、ランの調査を実施しています。調査対象としてキンラン、ギンラン、クゲヌマラン等があります。
キンラン、ギンランは数も少なく絶滅の危惧もありますので、公表は控えております。クゲヌマランは繁殖力も強く、増えている状況なので、限られた情報ですが、一部公表します。
クゲヌマランは木と共生する菌(キノコ)から栄養を貰って生きているランで、キンラン、ギンランも同様です。これらを移植しても育ちません。クゲヌマランがいる環境は「生きている森」であり、とても大事です。ランの仲間が発芽するためには少なくとも菌の栄養が必要で、生涯、すべての栄養を菌から貰っている種もあります。
2025年4月22日の葛西臨海公園での調査で、クゲヌマランは17ヶ所で634株確認できました。その時の写真を一例として添付します。
(実施団体:葛西東渚・鳥類園友の会)
2025年05月31日